みなさんこんにちは。『まちまち』です。
理学療法士のまーくんと、作業療法士のちーちゃんの2人で『まちまち』としてこのブログを運営しています。
このブログでは”小さな習慣を見直すことで未来の自分をより良く変える”ことを目的に、記事を更新しています。
もし興味がございましたら、他の記事もご覧になってみてください。
今回は疲れない座り方についてお話をしていきます。
最近、パソコンを使って作業をすることも増えてきて、長く座ることも増えたんだよね。肩が凝っちゃって…。
今回お話しする内容を覚えていてもらったら、長時間座っている時の疲れない座り方のポイントがわかるようになるよ!
この記事を読んでいただくことで、長時間座り続ける時に疲れないだけではなく、さまざまな場面で応用が効くようになります。
応用に関しては最後に解説していますので、ぜひ最後まで読んでいただいてポイントを理解し、あらゆる場面において実践してみてください。
そもそも疲れる座り方って?
疲れない座り方を知る前に、疲れる座り方がどういったものかを説明します。
例にして以下に挙げていきましょう。
そもそも、座り方に疲れるとかあるの?
それがあるんだよ。
ただ座っているだけでも身体には負担がかかってしまってるからね。
肩と腰が平行になっていない
まず注意したいことは、肩のラインと腰のラインが平行になっていない座り方です。
足を組んでいる人に多く、左右一方の腰や肩が上がっていて、ラインがずれてしまっています。
また、片方のお尻や足を怪我した時などにも、痛くない方に体重をかけようとして、同じようなラインのずれを生じさせます。
この状態では背骨が湾曲してしまって、頭の重さを支えきれずに腰への負担は劇的に高まります。
確かに、足くみをしている人は体が傾いているかも。
浅く座った姿勢
椅子に浅く座った女性に多いのが、膝は閉じて足は開いている「ハの字型」の座り方です。
膝の角度は鋭角になるように曲がり、足指の付け根を折って体を支えているため、常にふくらはぎは緊張を強いられます。
この座り方では、最初のうちは背中を反らせて姿勢を良くしていても、足と腰が疲れやすくなります。
また、次第に頭が前に出て猫背になってしまいます。
こうなると、重心の影響をもろに受けて、肩こりや腰痛が生じやすくなります。
椅子に浅く座った男性に多いのが、両膝を離して座り、中央に両足を置いて、母指球で支える「O字型」の座り方です。
この座り方も膝が鋭角になるように曲がっており、足指の付け根を折ってしまっているので、ふくらはぎへの負担は強烈です。
私は脚がハの字になっていなくても、膝を曲げて座面の下に入るように足を置いていることが多いかも…。
それも同じことだね!
膝が鋭角になるように曲がっているし、足指も折り曲げられているからね!
過去に紹介した悪い姿勢
また、過去の記事にて悪い姿勢を紹介しています。
この記事ではいわゆる猫背や反り腰などの、悪いとされる姿勢について詳細をまとめています。
ここで言う猫背や反り腰などは、特に首や肩、腰に負担を強いる姿勢になります。
この姿勢を続けることで疲れることは、皆さんも想像もつきやすいと思います。
ついつい猫背になってしまってることも多いけど、確かに首や肩がしんどいよ…。
こういった姿勢は疲れどころか、痛みを生じさせかねない姿勢でもあるからね!
気をつけて直していかないといけないね!
疲れない座り方のポイント
上記で説明したポイントをまとめると、
- 背もたれまで深く座る
- 肩と腰のラインを平行にする
- 膝の角度を鋭角にしない
- 足指の付け根を折って支えない
これが、人体構造的に正しい疲れない座り方になります。
具体的には以下の2つのパターンをオススメしています。
疲れない座り方Ⅰ (女性向け)
①背もたれまで深く座る(超重要)
②両膝と両足首をそれぞれくっつける
③足を椅子の前に置き、膝の角度を鈍角にする
④足の裏全体を床に置く
この座り方は骨格的に女性に向いています。
足首をくっつけたままであれば、足の置く場所は右でも左でも構いません。
テレビに出演している女性アナウンサーなどはこのような座り方をしていることが多いですね。
疲れない座り方Ⅱ (男性向け)
①背もたれまで深く座る(超重要)
②両膝と両足首を共に開く
③足を椅子の前に置き、膝の角度を鈍角にする
④足の裏全体を地面に置く
この座り方は男性に向いています。
少し偉そうな姿勢に見えるかもしれませんが、疲れないと言う視点ではこの座り方が最高です。
やたらと(超重要)とされている所があるけど、これはなんなの?
背もたれを利用して骨盤を起こすことが重要なんだ!
詳しくはこの次に紹介するよ!
気をつけるべきは骨盤
座り方のⅠとⅡのどちらも、座り直したり、顔の位置は動かしすぎずに背骨を使って動かすようにしましょう。
支持してくれている筋肉の負担を軽減してくれます。
また、背もたれまで深く座ったときに、背もたれへのもたれ方に注意をしてください。
背もたれに触れる体の部位で理想なのは骨盤です。
具体的に言うと仙骨という部位にあたります。
背もたれに深く座り、仙骨を背もたれに当てるように意識すると、自然と骨盤は起き上がります。
こうなると、背筋を伸ばしやすい感覚を掴みやすいと思います。
これは背もたれに限らず、クッションや骨盤を起こすグッズを使用してもらうと、簡単にそして楽に座り続けることができるようになります。
このグッズなどに関しては、どういったものを選ぶべきかなどを改めて記事にして紹介をしていきたいと思います。
この座り方はさまざまな場面に応用できる
今回紹介させていただいた座り方ですが、これはどういった場面であっても基本の座り方になります。
特殊な環境でさえなければ、積極的に意識をしてこの座り方を実践していただくと、効果のほどを感じられると思います。
特殊な環境って例えば?
座る椅子が極端に高かったり、低かったり。そもそも座面が安定していなかったりなど、姿勢を保ち辛かったら無理をしない方がいいかもしれないね。
デスクワークを中心にする生活で
特に最近では、コロナ禍での在宅での作業が増えたりして、デスクに向かう時間が増えている方も多いと思います。
また、学生や新社会人などでも座る時間が長い方が多いでしょう。
長時間座ることが前提な環境であったときに、この座り方を意識をしてください。
パソコン作業が長くなると
また、さらにパソコンを使用しての作業が増えている方も多いことでしょう。
長時間のパソコン作業は、意識をしないうちに悪い座り方や疲れる座り方になっている方が大勢います。
前方にあるパソコンに集中をすることで、自然と頭が前方へ飛び出して猫背になりやすいからです。
両腕も前方へ出して作業を続けるので、猫背になり、巻き肩になりやすいです。
こんな時もぜひ、この疲れない座り方を意識してください。
本を読む時の疲れない座り方
本を読む方やスマホやタブレットを操作する方の疲れない座り方は、共通しています。
まず基本となる疲れない座り方を意識してください。
その上で、次に目線に注目してください。
机の上に本やスマホをそのまま置くと、自然と目線は下がり、頭が前に出て猫背になります。
オススメなのは、机に上に台を置いて、その上に本やスマホを持っている手を置きます。
理想は目線程度の高さです。
物を持った手は力を抜いて、手首は曲がらないように意識をしてください。
また、触っているものを定期的に左右にずらすことで、身体への負担を分散させられるので、より疲れにくくなります。
画像として使える台がなかったから、段ボールで代用したよ。
目線が上がりさえすれば、何でも使えるってことで…。笑
顔が(隠されていて)こっち向いて笑っているから、目線がわからないけどね…。
最後に
ここまで、疲れない座り方について、具体的な例も併せて紹介をしてきました。
ただ、この座り方をいつでもどんな状況でも当てはめて、いきなり無意識に実践できる方はそうそういないと思います。
そのため、基本となる疲れない座り方を意識することは前提に置いておいて、以下に重要なポイントだけ紹介をしたいと思います。
最後の最後で身も蓋もないね…。
もちろん、出来る方は早速でも実践していってくださいね!
適度に座り直すことが重要
これに尽きます。長い時間座り続けることは身体にとっても負担です。
人は姿勢を保っているだけであっても、関節や筋肉に大きな負担がかかっています。
これは重力に逆らって姿勢を保っている上では仕方のないことです。
そのため、ずっと同じ格好で居続けることで、ずっと同じ身体の場所に負担がかかることになります。
座ることに疲れたと感じる前に、適度に座り直しましょう。
座り直しにくい環境でも、今回紹介した座り方であれば、上体をずらして動かすだけでも十分に負担を分散できます。
できる環境であれば、適度に伸びをしたり気分転換に立って動いたりすることも重要だよ!
骨盤を意識すればほぼ疲れない
前述していますが、私は骨盤の傾きを意識することが座る姿勢を決める重要ポイントであると考えています。
骨盤を起こすことで、上に連なる背骨も起こされます。
そうすると、腰、肩、首、頭と上に向かって順番に、疲れない位置にこれらの部位を持ってくることができやすいのです。
この骨盤さえ意識していただくと、椅子での座る姿勢だけでなく、床でもどこでも疲れない座り方を実践することができます。
床での疲れない座り方についても、詳しくは改めて記事にしたいと考えています。
今回に紹介をした、疲れない座り方を実践していただいて、日常のパフォーマンスを最高に引き上げてください。
きっと、あなたの生活の支えとなってくれることでしょう。
以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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