座位に正しいとかあるの?
姿勢が悪いと身体にも大きな悪影響が!?

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みなさんこんにちは。まちまちです。

みなさんは自分の座っている姿勢を気にしたことはありますか?
そもそも姿勢に良いも悪いも、実際のところよく分からないのでは無いでしょうか。

今回は座位姿勢における良い姿勢と悪い姿勢を簡単かつ具体的に紹介していきたいと思います。
また、悪い姿勢でいると、身体にどんな悪影響があるかを知るキッカケにもなると嬉しいです。

良い座位姿勢とは

みなさんは良い座位姿勢を意識してみたことはありますか?
背筋を伸ばしてシャンと座る。
言ってはみたものの、シャンとってどういうことかわかりませんよね。

これから紹介する姿勢を目安として、自身の座位を確認してみてはいかがでしょうか。

理想的な座位姿勢

理想的で良い座位姿勢とは、頸部(首)と上半身(胴体)が縦に一列となり、
股関節と膝関節はほぼ直角に曲がって、足の裏が地面に触れている姿勢です。

簡単に言うと、前後左右ともに筋肉や筋膜のバランスが取れていて、部分的に筋肉や筋膜が引っ張られたり、縮こまっていない状態です。

頭からお尻にかけてのラインが一直線であることは理想であるとされます。

頭が身体の真上に位置していて、頭のてっぺんから糸で軽く引っ張り上げられている感覚で、顎を引き、猫背にならず、腰は反ったり丸まったりしない姿勢が理想的です。

理想的な椅子の高さや机の高さの参考値と言うものもあります。

理想的な椅子の高さ、机の高さ
・椅子の高さ=身長×0.25-(0~2)cm
・作業する机の高さ=身長×0.25-(0~2)+身長×0.183-(0~2)cm

また、これからお伝えする悪い姿勢にならない簡単チャックポイントは以下の通りです。

理想的な座位 簡単チェックポイント
・頭や顎が前に突き出ていないか
・猫背で背中が丸くなっていないか
・腰が反り返ったり、丸まったりしていないか

悪い座位姿勢とは

良い姿勢の時でお伝えした姿勢から外れると、それは悪い姿勢となりかねません。

座位を直立に保つには、背中の筋肉のみならずお腹の筋肉も重要に働きます。

これは重心線(身体の中心を通る床に垂直な線)支持基底面しじきていめん(床面に接地している面)の後方の辺縁へんえんに近いためです。

また、長く座位を保っている為には、脚の筋肉の働きも必要となってきます。
簡単に言うと、ただ座っているだけなのにほぼ全身の筋肉の働きが必要ということです。

そこでヒトは疲れにくい楽な姿勢をとろうとしてしまいます。

重力に逆らって自分の身体を保つことに疲れるため、背中が曲がったり(猫背)、背もたれに寄りかかったり(仙骨座り)といった悪い姿勢になるのです。

猫背

当たり前ですが、我々は目の前に物を用意して作業をします。
よほどなことが無い限りは、背中越しに作業することはないでしょう。

また、よほどなことが無い限りは、常に前に注意を向けて、手足を前方に出して作業をします。

これに加えて、支持基底面しじきていめんの後ろの方に位置する重心線を少しでも中心へ近づけようと背中を丸くします。これが猫背です。

また、背中が丸くなることで頭は前方へ飛び出し、顎が上がってしまいます。

仙骨座り

上記した猫背に加えて、背もたれに深くもたれかかった姿勢のことを言います。

仙骨とは脊椎(背骨)の下に位置していて、骨盤の後方で左右両側の腸骨を繋いでいます。
(下図)

この仙骨で座面を支えている状態を仙骨座りと言われています。

反り腰

猫背の時よりもさらに重心を前へ、支持基底面しじきていめんの中心に近づけようとする姿勢が反り腰です。

腰が反り返ることで身体を前へ移動させます。

反り腰の時は猫背や仙骨座りと比較して、骨盤が前方へ倒れ込んでいるため、身体が後ろへ倒れるストレスを軽減させる事ができてしまいます。

足組み

ついつい、足を組んでしまう方も多いのでは無いでしょうか。
なぜ、気がついたら足を組んで座る姿勢になっているのでしょうか。

様々な理由は考えられます。ただ何より、足を組むことが楽になってしまっていることが、ついつい足を組んでしまう理由であると考えられます。


先ほど、反り腰の時には骨盤が前方へ倒れ込むという話をしました。
この骨盤をブレずに固定させられれば、腰やお腹やお尻周りの筋肉が頑張りすぎる必要がありません

足を組んだときに、左右どちらかの脚が上に重なります。
重なった足が引っかかりとなって、骨盤が前後へブレることも少なくなります。

脚同士が重なってくれていることで、腰やお腹の筋肉が収縮して頑張る必要がなくなります。これが楽であると感じるのです。

ただもちろん、楽である代わりに代償はついてきます。
骨盤は傾き、腰はねじれてゆがみ、そこから上に連なっている背骨や肩、首にまで影響を与えることになりかねません。

パソコンを使用時の座位

座っていて、パソコン作業をする方も多いでしょう。
パソコン作業をするにあたって、時間の経過とともに徐々に姿勢は変化していきます。

椅子に座る姿勢は、立つ姿勢と比べて骨盤の位置を保つことに腰やお腹の筋肉の働きを強く必要とします。

長時間のパソコン作業は、筋肉の疲労を生じさせて悪い姿勢を助長させてしまう原因となります。
そのため、疲れてきたら座り直したり、身体を動かしたり、立って気分転換をする必要があるのです。

パソコン猫背

パソコン作業における代表的な悪い姿勢は猫背です。

背中が曲がって顎が上がり、頭が肩よりも前方に突出してしまいます。

マウスやキーボードを操作するために腕を前へ突き出して、両肩も巻き込まれるように前方へ突き出てしまいます。

パソコン仙骨座り

パソコン猫背によって前方へ突き出た頭や腕を支えるために、首の後ろや両肩の筋肉が強く働き続けます。
人の重たい頭を支えるために、首や肩周りの筋肉が頑張り続けて疲労してきます。

すると今度は、背もたれにもたれて、疲れた首や肩周りの筋肉たちを休めようとします。

頭が肩の上に位置するために、ひとまずは首や肩を休める事ができます。

理想のパソコン座位

理想の座位としては、やはり重力方向に一直線に頭、肩、腰が位置している事です。

この姿勢を保つことはそれなりの筋力を必要としますが、身体への部分的な負担を減らす事ができます。

パソコンのモニターの高さにも注意してください。

目安は人によって変わってきますが、目線が水平になる高さかそれよりやや低いぐらいが理想とされています。

あまり低い位置にモニターがあると、目線を合わせるために悪い姿勢となってしまいます。

悪い姿勢がもたらす影響

これまでは悪い姿勢の紹介をしてきました。
ではこれからは悪い姿勢がもたらす影響について説明をします。

問題がなければ楽な姿勢の方がいいに決まっているでしょう。
しかし、悪い姿勢をとり続けることで以下のことが身体に影響してきます。

筋肉の柔軟性低下や筋力低下

この後に紹介する肩こりや腰痛に通じますが、筋肉の柔軟性が低下します。
筋肉が過剰に収縮し続けることを強いられて、筋肉が硬くこわばってしまいます。

筋力低下とは、悪い姿勢によって楽をし続けることによって、活用されていない筋肉が徐々に痩せて細くなっていくことで生じます。

筋肉は使用することによって、硬く強く、筋肉の繊維は太くなっていきます。
逆に言うと、使用しない限りは筋肉がだんだんと痩せて筋力が弱くなっていってしまうのです。

姿勢に限った話ではありませんが、よくクセがつくと言います。このクセとはなんでしょう。

私の持論なのですが、筋力低下であったり筋肉や関節が硬くなることで偏った姿勢を強いられていってしまいます。
この強いられている偏りのことを一般的にクセと呼んでいるのではないかと私は考えています。

腰痛

反り腰からだとイメージしやすいかもしれません。
腰に力が入りすぎると腰の筋肉を使用し続けて、その筋肉たちが硬くこわばってしまいます。

もちろん、腰痛の原因は筋肉ばかりではありません。
筋肉以外に、骨や関節、さらには神経が影響している場合だってあります。

ただ、ここでは悪い姿勢の影響による筋肉の状態を原因としての痛みの説明をています。
また、筋肉のみならず、筋膜が痛みを生じさせていることも考えられます。

肩こり

ごく一般的に言われ続けているためにイメージしやすい人も多いと思います。
パソコン姿勢でもお伝えしたように、悪い姿勢が影響して頭が前へ突出することで、首や肩への負担が増えます。

重たい頭を支えることに筋肉が頑張りすぎているのですね。

筋肉は収縮するものではありますが、筋肉自体が勝手に伸張はしません。
そのために力が入りすぎると、筋肉が縮こまりっぱなしで伸びる機会がありません。

これが一般的に言われる肩こりです。

ストレートネック

最後にストレートネックについて簡単に触れておきます。

首の骨は1つ1つ連なっていて、本来は前方に弧を描く形に緩やかなカーブが出来ています。
猫背などの悪い姿勢に加えて頭が前方へ突き出ると、その首のカーブが失われます。

さらに、視線はまっすぐ前を向こうとするために顎が突き上がります。
ただでさえ首の後ろの筋肉たちが負担を強いられているのに、顎を突き上げることでより短縮してしまいます。

これがストレートネックです。

このストレートネックについては、また記事にして紹介させていただきたいと思います。

まとめ

ここまで、座位に関して良い姿勢と悪い姿勢をお伝えしてきました。

良い姿勢とは頸部(首)と上半身(胴体)が縦に一列となり、股関節と膝関節はほぼ直角に曲がって、足の裏が地面に触れている姿勢のことです。
悪い姿勢とは、縦一列に首と胴体を位置していることに疲れてきた為、楽をしてしまっている姿勢のことです。

悪い姿勢の例として以下を挙げました。

  • 猫背
  • 仙骨座り
  • 反り腰
  • 足組み

また、これらの姿勢を取り続けることが、身体にとってかなり悪い影響があることもお伝えしました。
それらは以下の通りです。

  • 筋肉の柔軟性低下や筋力低下
  • 腰痛
  • 肩こり
  • ストレートネック

日常的に座る姿勢を保つことは誰だってしていると思います。
そんな日常的に行なっている姿勢が悪い状態であれば、身体に与える影響は必ず悪いものになってきます。

しかし裏を返せば、この日常的に行なっている姿勢が良いものとなれば、身体に与える影響は良いものとなってきます。

これらの悪影響に苦しんでいる方がこの記事を読んでいただいて、今後の自分の姿勢を正すキッカケになってくれると嬉しく思います。

今回は良い姿勢と悪い姿勢、そしてそれらの影響のみをお伝えしてきました。

今後は理想的な姿勢を保つことで得られるメリットや、悪い姿勢から来る悪影響に対するエクササイズを記事にしてご紹介していきたいと思っています。

以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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